オタクに対するイメージの変化
ひと昔前は、オタクというと根暗、コミュニケーション能力が低いなどマイナスイメージしかありませんでした。オタクというとリュックサックにグッズを詰め込んでポスターをさし、バンダナにジーンズという服装で、眼鏡をかけていて太った男性という作られたオタク像をイメージされる場合が多いですが、こんな人はまずいません。オタク情報の発信地と言われる秋葉原や池袋に行ってみれば分かりますが、普通の格好をした人ばかりです。最近では分野にもよりますが、オタクはカッコいいという風潮さえあると聞きます。熱中できる何かがあるということは素晴らしいということです。オタクの分野としては、アイドルや鉄道、アニメや漫画など各種ありますが、オタクがお金を消費してくれるおかげでビジネスが成り立っている分野も少なくありません。
近年では、とら婚というオタク専門の結婚相談所ができるくらいオタクは市民権を得ました。とら婚は、アニメのグッズを取り扱う業者が始めた結婚相談所ですが、オタクだけでなく作り手であるクリエイターの中でも人気が出てきているようです。また、ペアーズに代表されるマッチングサイトでも趣味を明らかにして婚活を行うスタイルが主流になり、同じ趣味を共有し理解してもらえることを条件に婚活を行う人が増えています。
しかし、いまだにオタクに対し偏見を持っている人もいるので、好条件の相手がライバルの少ない状態で見つかる可能性があります。オタクだからと言って年収や学歴などの条件が悪いわけでなく、要は価値観の問題です。ですから、毛嫌いをせずに、オタクと呼ばれるような人との婚活も検討するべきです。
オタク系のメリット
少なくとも趣味に使えるくらい金銭的余裕や時間的余裕がある
分野にもよりますが、オタク趣味を続けるにはある程度の金銭的余裕が必要です。グッズを購入するにもお金は必要ですし、イベントへの交通費も掛かります。趣味に集中するだけの時間的余裕も必要です。つまりは、働くのに精いっぱいで食べるのがギリギリの人はオタクにはなれません。オタクであるということは、金銭的時間的余裕があるということですから、婚活相手としては魅力的である可能性があります。
集中力がある
飽きっぽい人はオタクにはなれません。何か一つのことに打ち込んで一つのことに詳しくなることでオタクと呼ばれる段階に達することができます。集中力があるということは仕事でも役に立ちますので、良い方向に集中力を活用できれば優良企業への就職や転職もしやすくなります。私の知っているオタクでも、高学歴でおそらく高年収の人は結構います。細かい情報を論理だてて整理する能力にも長けている点も魅力です。
同じ趣味ならば、話が合う
もし、婚活相手が同じ趣味を持っていれば、最初はその趣味のことで場を持たせることができます。婚活の難関である、自己紹介もしやすくなりますね。同じ趣味で意気投合して、成婚という可能性も十分あり得る話です。
オタク系のデメリット
趣味に使うお金や時間を管理できない人は無駄遣いが多くなる
オタク趣味にはお金が必要です。時には度が過ぎてしまう場合もあります。数万円もするグッズやチケットを財布の中身を考えずに購入してしまうような人や、一日中趣味に没頭するような人は自己管理ができていないということになりますので、婚活相手としてはふさわしくないかもしれません。バランス感覚があるかどうかが問われます。世の中一般のことに興味がない場合がある
オタクになるということは、世の中一般よりも細かい部分に興味を持つということです。例えば、電車の型番を世間の人は気にしませんが、電車オタクの人にとってはとても大切な情報です。適度に楽しむなら良いでしょうが、あまりにも度が過ぎると、世間一般の感覚からずれてしまうことにもなりかねません。
趣味が違うと話が合わない
婚活相手が違う趣味の場合は全くと言って話が合わない可能性があります。一方はアイドルが好きでもう一方はアニメが好きだとしたら、共通点がないので会話のネタ探しに苦労します。また、同じ趣味だとしても、好きな分野が違えばそこで反感が生まれてしまう場合もあります。例えば、同じアニメが好きだとしても、好きなキャラが違えば話が合わない可能性もあります。