氷河期世代の婚活 公務員は安定職?

氷河期世代テクニック
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氷河期世代の公務員へのあこがれ

氷河期世代は新卒採用という就職のスタート時点でつまづいた為、安定職とされる公務員に憧れを持っている人が少なくありません。氷河期世代においては、民間企業の採用が低調であったため、公務員の採用倍率が非常に高く、公務員採用試験に通らず残念な思いをした人が数多くいます。それは、氷河期世代を対象にした公務員中途採用試験の倍率が数百倍にも及ぶことが少なくないことからも氷河期世代が公務員に対し強い思いを持っていることからも分かります。

安定からほど遠い職場を転々とした人にとっては、安定がほぼ保証されている公務員という職場は素晴らしいものに映ることでしょう。当然、結婚相手として公務員は憧れの対象となります。本当に公務員は結婚相手の職業として適したものなのでしょうか?

安定志向?公務員は最強か?

女性の医師信仰と同様に、公務員信仰にも根強いものがあります。安定安心高収入!というイメージがあるようです。特に目立った産業がない地方の場合、公務員以外のまともな仕事がないため、公務員がすごくモテるということもあるようです。離島やへき地などものすごい田舎では職がなければ、公務員がほぼ唯一といっていいほど地元に残る手段となります。民間企業が公務員と比べて極めて低い待遇しか用意していない地域は確かに数多く存在します。こうした地域で暮らしたければ猛勉強して公務員を目指すことが得策でしょう。

待ってください!

公務員といっても色々あります。おそらく、霞が関のエリートである総合職国家公務員をイメージしていますか?市役所や県庁のような地方公務員もあります。自衛隊のような特別な世界の公務員も存在します。年収200万円にも満たないくらい待遇が悪いと評判のある非常勤公務員も最近ではおります。最近は、教員のようにブラック職場であることが広く知れ渡っているような職種も存在します。実情を知らずして、公務員だから安心というのはあまりにも安易ではありませんか?

最近では、北海道の夕張市のように財政再建団体に転落(民間でいう所の破綻)して、公務員の待遇が大幅に引き下げられた事例もあります。近年では、いくつかの地方公共団体の財政見通しが暗く、財政再建団体に転落する可能性が示唆されています。公務員だからと言って安泰ではありません。

また、行政改革によって、旧社会保険庁が解体されたり、国鉄や電電公社、郵便局が民営化された事例も記憶に新しいところです。一生安泰だと思っていたのに、時の政府の意向によって公務員の待遇が失われることもこれからは考えておかなければいけません。

公務員の給与に関しても引き下げの余地があります。公務員の給与は民間の給与に基づいて決定されますが、基準となる民間企業として零細企業は含まれていません。もし、政府が公務員の給与を引き下げることを検討したら、基準となる民間企業に規模が小さく給与水準の低い零細企業も含めれば簡単に引き下げができてしまうことになります。民間と比べ高待遇であるという批判が高まれば政府としても、公務員の給与削減も検討しなければいけないかもしれません。

また、不祥事を起こせば民間企業ほど厳しくないにしても懲戒処分があります。場合によっては職を失うことも考えられます。コンプライアンス意識の高まりとともに、公務員とはいえどいい加減なことはできません。公務員は昔ほど気楽な職業ではなくなってきています。

もし公務員の職を失った場合、お相手は民間の企業で務まるでしょうか?民間企業の中には、一般的な公務員に対し否定的な見解を持っているところも少なくありません。融通が利かない、ビジネススキルが不足している、親方日の丸で態度が高慢であるなどです。全ての公務員が民間企業で務まらないとは思いませんが、民間企業と比べればぬるま湯の環境で仕事をしてきた公務員を積極的に採用しようとは思わないでしょう。お相手が公務員という肩書をなくしても、支えるあうことができるという自信がなければ、公務員という肩書に踊らされて結婚したことにしかならないかもしれません。

また、あまり可能性は高くありませんが、日本に好景気が再来した際には、公務員の安定性が裏目に出る可能性があります。民間の給与はどんどん上がっているのに公務員の給与はあまり上がらないということも考えられます。低位安定という状態にもなりかねません。実際に、1980年代後半頃のバブルにおいては、公務員が大手企業の待遇の良さを羨んでいたという話を聞いたことがあります。今は、民間に活力がないので公務員の待遇が羨ましく思えるかもしれませんが、逆転するときがくる可能性がないとは言えません。

ホワイト職場の公務員を選ぶ

公務員と結婚したいのなら、本当にその職場がホワイト職場か調べましょう。ホワイト職場とは、労働に見合った対価が支払われている職場のことです。労働環境が良いため、定着率も高くなります。例えば、霞が関のエリート官僚は高年収を貰っていそうですが、意外とそうではなく、労働時間も極めて長いため、時給換算では安いのです。エリートと結婚したつもりが、主人はいつも仕事で、給料が安いという場合も十分あり得るのです。お相手の職場がホワイト職場かどうか調べるには、やはりお相手に聞くしかないでしょう。年収は、統計が充実しているのである程度推測できますし、結婚相談所経由なら詳細な数値も分かるはずです。公務員は、職務に基づいた給料と就業年数が組み合わされた俸給基準で給与が決まるので、役職と就業年数が分かればある程度の確度で給与を求めることができます。

問題は労働時間です。これは、統計だけでは分かりません。時間きっちりに終われば公務員程美味しい仕事はなかなか見つからないでしょうが、実際は雑用も多く労働時間が長くなりがちです。何時から何時まで働いているのか労働時間をしっかりと確認しましょう。例えば、霞が関のエリート官僚が国会答弁の為に徹夜をしたり、雑事に追われていることは周知の事実です。事実として、民間企業の採用意欲の高さもあって、国家公務員総合職のキャリア組と言われる採用倍率は低下傾向にあります。

ひと昔前なら、国家公務員のキャリア組は莫大な退職金を受け取ることが可能で、天下り先と呼ばれる関連団体の要職を渡り歩いて退職金を手にすることも可能でしたが、コンプライアンス意識の浸透に伴い、以前ほどの旨味はなくなっていると言われています。確かに、公務員キャリア組の配偶者になれば額面上の高収入や名誉が手に入るかもしれませんが、実態は長時間労働で家庭の時間が取れず、家庭崩壊寸前という事態も考えられます。これでは、結婚した意味がお金と名誉しかなくなってしまいます。

一方、田舎の市役所は緩いところが多いです。部署にもよりますが、定時に出勤して定時に帰ることが可能な役所もまだまだあります。これで地方では平均以上の年収が貰えるとしたら、霞が関のキャリア官僚とどちらがよいのか分からなくなります。

要は、ワークライフバランスです。仕事ばかりでお金だけあっても仕方がないし、仕事と報酬のバランスが程よく取れている職場が理想だと言えます。言葉で言うことは簡単ですが、婚活をしている人がどのような生活を実現したいかに大きく影響するので、お相手の仕事のことはしっかりと聞きましょう。

また、都会には公務員以上に待遇が良い企業は数多くあり、別に公務員を目指さなくても安定した優良企業に就職することが安定性を求める場合において良い場合があります。田舎には選択肢は少ないですが、都会においては公務員は選択肢の一つにしか過ぎません。

公務員に近い待遇の職場も選択肢に入る

公務員だけにこだわるのではなく、安定した職場を選ぶなら、電力ガス水道や通信などインフラ系統の職場も給与が比較的高く、就業時間もそれほど多くありません。また、独立行政法人など準公務員のような職場も好待遇の可能性もあります。経営が安定した私立大学の職員もねらい目です。最近では、転職や就職の口コミサイトが充実してきているので、お相手の働いている環境がどんなものか調べるために、利用してみるのも一つの手です。ただし、こうした安定職のお相手は人気が高いため、自分磨きが欠かせないことは言うまでもありません。

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